ランチタイムはワインバーで [Ristorante FI]
BSE問題で公式には途絶えていたビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(元祖フィレンツェ風Tボーンステーキ)の復活を1月に祝ったばかりなのに、今度はシチリアの白鳥から鳥インフルエンザ・ウィルスを検出。政局は議会解散でいよいよ本格的な選挙戦に突入。トリノオリンピックはリュージュのイタリア初金メダルでようやく盛り上がりのきざし。カーニバルも始まってちびスパイダーマン、ちびバットマン、ちびお姫さま達が街にあふれ…という今日この頃。
フィレンツェ空港が、工事のため4月一杯まで閉鎖されている影響もあって、観光客の姿はいつになくまばらです。落ち着いたフィレンツェを楽しむには良いチャンスかも知れません。というわけで今回のリストランテ情報は、一人旅でも楽しめるランチタイム特集です。
「レ・ヴォルピ・エ・ルーヴァ」
Le Volpi e L'uva
Piazza de' Rossi Tel +39.055.2398132
ポンテ・ヴェッキオでアルノ河をわたり、サンタ・フェリチタ教会の脇でヴァザーリの回廊をくぐり抜けてすぐ左側。
小さなお店ですが、ヨーロッパ中に熱心な常連さんを持つトスカーナでもっとも権威のあるワイン店の一つ。肴も一級品。
美味しいランチを気楽に楽しめます。
いろいろな種類のワインをグラスで頂けるのも嬉しい。
気に入ったワインはそのままお土産に。
写真ではバイクだらけに見えますが、実際は落ち着いた界隈。左上にヴァザーリの回廊が写っています。
「ピッティ・ゴーラ・エ・カンティーナ」
Pitti Gola e Cantina
Piazza Pitti, 16 Firenze Tel/Fax +39.055.212704
ピッティ宮殿※前のワイン・ショップ。
トスカーナ・ワインの品揃えが素晴らしい。
たびたび試飲会なども企画する影響力のあるお店です。
ワインは日本にも発送してくれます。
ランチタイムは€10位(2006年現在)から。
キアンティのパンツァーノPanzanoにある有名なお肉屋さんAntica Macelleria CecchiniのDario Cecchiniさんお勧めメニューもあります。
この日はigtボルゲリをグラスで€4。とても美味しかったです。
「ロビリオ」
Robiglio
Via dei Servi.112r Tel +39.055.212784
こちらはワインバーではなく有名なパスティチェリア(ケーキ屋さん)です。
あまり知られていませんがレストランも併設。
こちらもランチタイムは€10位から。美味しいドルチも是非味わってください。
写真右手奥がレストランの入り口です。
【展覧会情報】
ピッティ宮殿Palazzo Pitti=パラティーナ美術館Galleria Palatinaでは、マニエリズモの画家ロッソ・フィオレンティーノ「聖母子と聖人達(Pala Dei)」の修復完成記念、特別展示中です。
マリオ・ロモーリMario Romoli(1908-1978)の特別展も開かれています。キュビスムから出発した画家。カルツァ広場Piazza della Calza(=ローマ門Porta Romanaの内側の広場)やフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅構内に壁画を描いています。(近代美術ギャラリーGalleria D'Arte Moderna;午前中のみ12:30までの開催;3月31日まで)
奇しくも20世紀のキュビストと、400年先駆けたキュビスト=ロッソ・フィオレンティーノの共演です。
本当に、イタリアの食べ物は心惹かれます。
外食で言えばフランスはハズレが多く(高くて不味い)パスタは別の人格になって食卓に登場してきますので絶対にイタリアンはフランスで食べてはいけないと合言葉になっています。
by cuvee-juliez (2006-02-14 17:18)
追伸です。
サイドバーの時計のサイズをもう一回り小さい方をダウンロードし直せば、ブログの枠にきっちりはまりますよ♪
by cuvee-juliez (2006-02-14 17:21)
clos-du-meixさん、ご指摘ありがとうございました。時計、コンパクトにしました。
「葡萄組寄り道日誌」。とても深い言葉に出会って、我に返ると窓の風景をぼんやり眺めてたりします。blogでこんな体験が出来るのは驚きでした。
by plot (2006-02-14 18:17)
オリンピックのおかげで、すっかりピエモンテ時間で毎日を
過ごしております。午後からの眠気といったら・・・(笑)
昔買ったフィレンツェの地図で、ご紹介のお店の場所に
赤丸を付けました!ひとり旅、いいですねえ。ますます
行きたくなりました。
by touco (2006-02-15 10:57)