葡萄の収穫とワインの仕込み 赤ワイン編 [トスカーナ生活]
9月中旬、少し早めの収穫。
もう少し待ちたいところだったのですが、
野鳥や小動物(ヤマアラシなど)の食害とのかねあいです。
周囲にも農園風の緑の敷地は広がっているのですが、
フィレンツェの市街まで徒歩15分くらいなので、
大部分は邸宅の周囲の広大な庭園といった趣。
オリーブの樹や糸杉は植えられていても、
この辺りで真面目に野菜や葡萄を作っているのはカルロぐらい。
そこで野鳥や動物たちの集中攻撃を受けてしまうのです。
豊作という訳ではないけれど、
収穫はやっぱり嬉しい。
摘んだ葡萄をさっそく潰します。
葡萄を入れてハンドルを回すと
2本のローラーで押しつぶす仕組み。
とってもシンプル。
納屋に運んで
数日後…
圧搾機でプレスすると
赤ワインの出来上がりです。
ほんとうの搾りたて。
カルロの親友ガエターノさん。
外で見るととってもきれい。
レジンの樽に移して熟成させます。
カルロの赤ワイン2007年。
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2007-10-06 07:26
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コメント(22)
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何だか、お写真が絵のような質感というか…
世界でただ1つのワインの出来上がりですね。
by ぱふ (2007-10-06 11:01)
本当に手作り感がイッパイのガレージワイナリーですね。
圧搾機が可愛らしい。
やっぱりこれってサンジョヴェーゼですか?
それともカナイオーロかなぁ?
味見してみたいです。▼ω▼
by julliez (2007-10-06 11:54)
↑同じく写真が絵画に見えました。
美味しいワイン飲みたい。。。
by neko (2007-10-06 12:29)
手作りワイン。いい色ですね~。おいしそっ。
それにしても、ガエターノ氏の笑顔は素敵ですね^^。
今年も、トスカーナワインを楽しみにしてま~す♪
作り手さん方に、感謝☆
by りんりん (2007-10-06 14:16)
ワインの作り方って意外にシンプルなんですね。
出来立て飲んでみた〜い!
by ぴい (2007-10-06 16:22)
ガエターノさんの笑顔がとてもいい!!
カルロ2007 とても美味しそうです。
東京もここに来てだいぶ涼しくなりましたよ(^^)
by 鈴木浩司 (2007-10-06 18:33)
ぶどう酒って数日で出来てしまうんですか。 早い。 お酒の呑めない私でもカリフォルニアの白ワインは少し飲みます。 アルコールらしくないすっきり味だから。
by kotobuki1946 (2007-10-06 20:22)
いとも簡単に出来てしまいますね。でも重労働。
赤ワインを手にしたガエターノさんのうれしそうな顔。
ADSLの不調だったんですね。お忙しいのかな、と思っていました。
by TaekoLovesParis (2007-10-06 20:28)
足でギュッギュッってんじゃないのネ。
ワインは赤よネ~♡
by nico (2007-10-06 23:07)
おぉ、これがウワサのご近所ワインですね♡
太古のむしからつづく、これがワインづくりの原点なのかなぁ・・・なんて想像してなんだか嬉しくなっちゃいました。
ガエターノさんの笑顔につられて、にっこにこ^^
by てんとうむし (2007-10-06 23:42)
きれいな赤の色です♪
ローラーの緑、収穫した葡萄を入れたバケツの緑、圧搾機の緑、そこで絞ったワインを受ける容器の緑・・・コーディネートされたみたいで面白いですね。 家でワインつくれるなんて魅力的。
by Inatimy (2007-10-07 07:16)
働かざる者飲むべからず、で、洋一さんも珍しく肉体労働ですね(笑)。
洋一さんがワイン作りに参加したカルロ2007の手作りロッソ、飲んでみたいなぁー。このワインには、秋を迎えて黄金色になったトスカーナの景色が最高のおつまみになるんでしょうね。
by yk2 (2007-10-07 10:27)
どれも・・・どこか写真がそのまま絵画みたいに見えるのは気のせい?
なんか洋一さんまで、中世の時代に戻っちゃったみたいな気さえしますー
by にこちゃん (2007-10-08 00:41)
本当の手作業なんですね。
とても貴重なワインです。
by 柴犬陸 (2007-10-08 01:02)
皆さま、ご訪問、コメント、nice!ありがとうございました。
記事の最後に書いた事情でご無沙汰してしまいました。
お家モバイル状態ですが何とかネットにつながったのでやれやれです。
皆さまのblogにも立ち寄らせて頂ききます。
ぱふ さん、写真お褒め頂いて恐縮です。今回は最後のグラスの写真以外、メイコの撮影です。洋一は葡萄でてがベトベトでカメラを持てなかったので。
julliez さん、葡萄品種、カルロに訊ねたのですが、良く覚えていないみたいです。サンジョヴェーゼではなさそう。超シンプルな作りでとくに酸化防止〜熟成の技術がプリミティブなんだとは思いますが、でもヌオーヴォとして飲めば悪くないです。
neko さん、コメントありがとうございます。絵画的?なのは暗いところでISO感度を高くして撮ったので粒子が粗めという理由もあるかも知れませんね。ワインはそれぞれに美味しさがありますね。
りんりんさん、今年のトスカーナワイン、楽しみですね。暑い夏は良いワインが出来ることが多いようなので2007年、ちょっと期待しています。
by plot (2007-10-08 05:57)
ぴいさん、本格的なワインにはきっとノウハウが一杯あるはずですが、要するに葡萄を潰して置いておけばとりあえずワインにはなるようですね。できたてもそれなりにちゃんとワインになっていました。
鈴木浩司さん、こっちも急に涼しくなりました。半ズボンやノースリーブの人もまだ見かけますが(たぶんアメリカ人?)、セーターを着ている人もいますよ。
kotobuki1946さん、出来るといっても「とりあえず」という感じでしょうか。酸化防止の技術が知られる前の=熟成しない=古代ワインはこんな感じだったのか?と飲みながら思いました。カリフォルニアの白と言えば、ジンファンデルの祖先は南イタリアのプリミティーヴォという葡萄だそうです。こちらでは赤ワインにしますけど。
Taekoさん、この数日のは重労働って程ではないです。畑も大きくはないし。でも本当に大変なのは収穫までの葡萄畑の管理でしょうね。ADSLの不調の原因はテレコムイタリア(NTTのようなもの)がモデムの適合をきちんと確認しないで回線速度を上げてしまったということのようです。説明ではとっくに直っていなければならないはずなのだけど。
nicoさん、「足でギュッ」は10年前、シチリアで体験しました。あれはかなりの重労働ですね。風通しが悪いと命の危険もあるそうだし。ぼくも「ワインは赤」派ですが、続いて白ワインの記事のつもりです。
てんとうむしさん、まさに「太古の」ご近所ワインって思いました。日本にはドブロクっていうのもありますが、そんな感じですね。
Inatimyさん、緑、確かに多いですね。フィレンツェは窓枠や日除けルーバー(ペルシアーナと言います)も緑です。これは法律で決まっているようです。ここはワインには恵まれています。自家製だけでなく量り売りのお店もあるし、高級ワインをグラスで注文できるお店もありますし。
yk2さん、だいたい1年分くらいはありますけど、無くならないうちに飲みにきてくださいね。耐酸化性能(?)はイマイチなので、熟成は考えずに早めが良いかも知れません。
にこちゃん、
>中世の時代に戻っちゃったみたいな気さえしますー あ、それ最近ちょっと気になっています。まあ「中世」まで行ってしまえば良いのかも知れないけど、中途半端に現代からドロップアウトしてしまうのはどうなのか…と。トスカーナ生活も2年半、そろそろ次の展開を考える時期かも知れませんね。
柴犬陸さん、ご無沙汰しました。これはとても素朴な例ですが、本格的なワイナリーも基本は変らないと思います。ワインはガブっとではなく、ゆっくり味わって飲みたいですね。
by plot (2007-10-08 06:06)
自家製ワイン、オリジナルですね。とても美味しそうです。飲んでみたいです。こんなにシンプルにできてしまうのですね。びっくりです。
by newyork (2007-10-08 11:44)
手作りのワイン、こうやって作っていくんですね。
山梨のワイナリーを見学したのとは全然違うので、びっくり。
なんだか、おいしいワインができていく、
っていう感じがしました。
by crystalmimi (2007-10-09 23:35)
白いワインはどぉやって作るんでしょぉ。。。
マスカットみたいな白い葡萄からできるのかなぁ。。。
次記事でわかるんでしょぉか@@♪
ちなみにBijouxは白が好きぃー。
でも、赤も好き。。。結局ワインなら何でも好き(爆)
by Bijoux (2007-10-12 00:48)
ああ なんだかほんわかとした香りが漂ってきそう…
自家製ワイン こん雰囲気だけでもゴクンと飲めちゃいますね
昔はどこもこんなふうに作っていたのかな~いいなあ~
by mompeli (2007-10-12 19:23)
搾ったブドウの汁にお酒(誘い水)を入れないと発酵しないと
聞きましたが、自然発酵するんですね。
搾りたては新酒で流行のボジョレヌーボーと同じような味なんでしょうか?。
by 旅爺さん (2007-10-12 20:10)
newyorkさん、こんにちは。
葡萄は偉大ですね。人間は道筋をつけるだけ、葡萄自身の力でワインに変身していくのですから。
crystalmimiさん、
大規模なワイナリーではもっと複雑な行程がありそうですね。一定の品質をキープしなければいけないし、経営的な配慮も必要だし。
こちらは完全に自家用なので、おいしければ嬉しいし、そうでなければ来年こそ頑張るというだけなのでシンプルです。
Bijouxさん、白ワインの記事もupしますね。
mompeliさん、
イタリアではまだ、こういうふうに自家製ワインを作る農家、多いと思います。これよりちょっと規模が大きい位の小さな作り手さんも多いです。
旅爺さん、
ご明察!ボジョレヌーボーっぽい味でした。葡萄品種の違いより「若い」という共通点の方が大きいみたいです。
by plot (2007-10-13 00:24)